作業メモ: さくらのクラウド上のVMにVzLinuxをインストール

VzLinux 8 !?

Twitterを眺めてたらこんなツイートを見かけました。

OpenVzのあのVirtuozzoですね!古くからコンテナ型仮想化を触ってきた方は懐かしいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
(ずっと現役だったみたいなのですが私個人としてはVirtuozzo/OpenVzにはここ数年触ってませんでした)

そのVirtuozzoからRHEL8とバイナリ互換のあるディストリビューションとしてVzLinux8が一般公開されたそうです。

www.virtuozzo.com

CentOSの代替を意識しているのか、公式サイトにはCentOSよりも早くn日リリースしたよー的なことが書かれていたりします。

vzlinux.org

f:id:febc_yamamoto:20210601202453p:plain
画像の引用元: https://vzlinux.org

とりあえず動かしてみるためにさくらのクラウド上のVMにインストールしてみましたのでそのメモを残しておきます。

VzLinuxのインストール

ISOイメージが以下で公開されています。

repo.virtuozzo.com

ここからダウンロードします。今回はcurlコマンドを使いました。 その後CLIであるusacloudさくらのクラウド上にリソース作成〜ISOイメージのアップロード〜サーバ作成〜起動を行います。

# ISOイメージのダウンロード
$ curl -LO http://repo.virtuozzo.com/vzlinux/8/iso/vzlinux-8-min.iso

# さくらのクラウド上でISOイメージ作成&アップロード
$ usacloud cdrom create -y --name vzlinux --source-file vzlinux-8-min.iso

# ディスクの作成
$ usacloud disk create -y --name vzlinux --size 20 

# サーバの作成
$ DISK_ID=`usacloud disk read -q vzlinux`
$ CDROM_ID=`usacloud cdrom read -q vzlinux`
$ usacloud server create -y --name vzlinux --cpu 2 --memory 4 --boot-after-create --cdrom-id $CDROM_ID --disk-id $DISK_ID --network-interface-upstream shared

作成完了するまで待ってからサーバのコンソールを開きます。
今回はVNCクライアントを使いました。もちろんコントロールパネルからコンソールを開いてもOKです。

$ usacloud server vnc vzlinux

インストーラーはこんな感じでした。

f:id:febc_yamamoto:20210601202400p:plain f:id:febc_yamamoto:20210601202430p:plain

rootユーザーのパスワードなどを適当に設定した上でインストールします。
しばらく待つとインストールできるはずです。

f:id:febc_yamamoto:20210601202446p:plain

インストールが完了したらボタンを押して再起動しましょう。

SSHで繋いでみる

再起動が完了するとSSHが繋がる状態になっているはずです。

$ usacloud server ssh vzlinux

↓はSSHで繋いだあとに/etc/os-releaseを表示したところです。 f:id:febc_yamamoto:20210601203358p:plain

とりあえずこれで色々と触っていけますね!

終わりに

ということでとりあえずVzLinuxをインストールしてみました。
これから色々触ってみようかと思います。

以上です。