k3OSがパブリックアーカイブに
さくらのクラウドにk3OSのパブリックアーカイブが追加されましたね!
ISOイメージと違い、パブリックアーカイブであれば「ディスクの修正」という機能でIPアドレスの設定やSSH公開鍵の設定が行えるようになります。
これを使えば非常に手軽にk3sによるKubernetes環境が手に入りますね。
さらにk3sが動くということはRioが動くということです。
Rioが動かせればKnative/Istio/Prometheus/Grafana/Kiali/BuildKit/イメージレジストリなどを内包していますのでこれらも使えるようになります。
(Rioについては以下スライドを参照ください)
ということで早速試してみました。
パブリックアーカイブからk3OSをインストールしてみる
早速k3OSパブリックアーカイブを用いてサーバ作成を行ってみます。
CLIであるUsacloudは本日リリースされたv0.25.0からk3OSに対応しましたのでこちらを利用します。
$ export PASSWORD=your-password $ usacloud server build --os-type k3os --core 2 --memory 4 --password "$PASSWORD" --name k3os -y
もちろんコンパネから作成してもOKです。
SSHで接続
作成したらSSHで接続してみます。rancherユーザーで接続できるはずです。
$ usacloud server ssh --user rancher k3os
接続できたら各種コンポーネントが動いているのが確認できるはずです。
$ kubectl cluster-info $ kubectl get cs
これでKubernetesが使えるようになりましたね。
Rioのダウンロード
次にRioをインストールします。まずrio
コマンドをダウンロードします。
$ sudo curl -L -o /usr/local/bin/rio https://github.com/rancher/rio/releases/download/v0.1.1/rio-linux-amd64 $ sudo chmod +x /usr/local/bin/rio
これでrio
コマンドが使えるようになります。
rio install
の実行
次にRioの各コンポーネントをKubernetes上にデプロイします。
$ rio install
しばらく待つと以下のようなメッセージが表示されデプロイが完了するはずです。
Welcome to Rio! Run `rio run https://github.com/rancher/rio-demo` as an example
Rioを動かしてみる
まずはRioの各コンポーネントがデプロイされているか確認してみます。
確認はrio -s ps
を用います。
(-s
または--system
オプションはRioのシステムコンポーネントを表示するためのオプションです。)
$ rio -s ps
手元の環境では以下のように表示されました。
動いているようですね!GrafanaとKialiについては表示されたURLをブラウザで開けるようになってます。
(Grafana/Kialiともユーザー名とパスワードはadmin
になってます)
あとはrio run
などをお好みで試してみましょう!
片付け
使い終わったら不要な課金を防ぐために以下のコマンドでサーバの削除を忘れずに行っておきましょう。
$ usacloud server rm -f k3os
終わりに
k3OS+パブリックアーカイブで非常に手軽にKubernetes環境を使えるようになりましたね!
k3sが動けばRioのようなKubernetes上で動くプロダクトもちゃんと使えるはずです。
夢が広がりますね!!
ぜひお試しください!
以上です。