昨日の記事ではTerraformでエンハンスドロードバランサのLet's Encrypt設定を行えるようになったことを紹介しました。
昨日に続き、本日Usacloud v0.24.0がリリースされ、UsacloudにてエンハンスドロードバランサのLet's Encrypt設定が行えるようになりました。
本日はUsacloud v0.24で行われたエンハンスドロードバランサ関連の機能拡充について紹介します。
Usacloud v0.24.0
v0.24.0では以下のようなエンハンスドロードバランサ関連の機能拡充が行われました。
- 100/500CPS対応
- HTTPSへのリダイレクト対応
- HTTP/2のサポート
- Let's Encrypt対応
100/500CPS対応
enhanced-load-balancer create
またはplan-change
で100/500CPSプランを指定可能となりました。
$ usacloud enhanced-load-balancer create --plan 100 ...
HTTPSへのリダイレクト対応
公開ポートの設定時にリダイレクトの有効化ができるようになりました。
$ usacloud enhanced-load-balancer bind-port-add --mode http --port 80 --redirect-to-https <ID or Name>
--mode
がhttpの時のみ指定可能ですのでご注意ください。
HTTP/2のサポート
公開ポートの設定時にリダイレクトの有効化ができるようになりました。
$ usacloud enhanced-load-balancer bind-port-add --mode https --port 443 --support-http2 <ID or Name>
こちらは--mode
がhttpsの時のみ指定可能ですのでご注意ください。
Let's Encrypt対応
Let's Encrypt設定の有効化/証明書取得が行えるようになりました。
# Let's Encrypt設定の有効化 $ usacloud enhanced-load-balancer acme-setting --accept-tos --common-name www.example.com <ID or Name> # 証明書の取得/更新 $ usacloud enhanced-load-balancer acme-renew <ID or Name> # 証明書の確認 $ usacloud enhanced-load-balancer cert-info <ID or Name>
Let's Encrypt設定を有効化するには--accept-tos
というフラグを指定する必要がある点に注意してください。
これはLet's Encrypt側の利用規約に同意するというフラグで、明示的に指定しないと有効化出来ないようにしています。
また、証明書発行対象のコモンネームが名前解決できるようになっている必要があります。
この辺りの詳細はさくらのクラウドのマニュアルを参照してください。
ということでUsacloudでのエンハンスドロードバランサ関連機能拡充について紹介しました。 Terraformと上手く使い分けてみてくださいね。
以上です。