リリースしました。
なにこれ?
さくらの専用サーバPHYは一部の操作をAPIから行えるようになっています。
APIはOpenAPI 3.0で記述されたAPI定義が公開されており、コードジェネレータさえ対応していればお好きなプログラミング言語から手軽に利用できるようになっています。
sacloud/phy-goはAPI定義から生成されたコードをラップし、より簡素な記述ができるようにしたものです。
Exponential Backoffなリトライやレスポンスのトレースログ出力といった便利機能も持ってます。
どんな感じで使うの?
サーバのACPIシャットダウンを行うコードを例に、API定義から生成したコードをそのまま使う方法とsacloud/phy-goを使う方法を比較してみます。
生成したコードをそのまま使う場合
result, err := client.PostServersServerIdPowerControlWithResponse( context.Background(), serverId, &PostServersServerIdPowerControlParams{ XRequestedWith: "XMLHttpRequest", }, PostServersServerIdPowerControlJSONRequestBody{ Operation: "soft", // ACPIシャットダウン }) if err != nil { return err } if result.StatusCode() == http.StatusNoContent { // ... }
sacloud/phy-goを使う場合
if err := phy.NewServerOp(client).PowerControl(ctx, serverId, v1.ServerPowerOperationsSoft); err != nil { return err }
より簡潔に書けるようになってると思います。
PHYのAPIを使う上での注意点
専用サーバPHYのAPIにはレートリミットが設けられています。
https://manual.sakura.ad.jp/ds/phy/api/api-spec.html#section/基本的な使い方/API(Rate-Limiting)
あまりAPIを使いすぎると429エラーになってしまいます。
sacloud/phy-goにはFakeサーバが同梱されていますので開発中はこちらを利用しましょう。 利用方法はsacloud/phy-goのREADME.mdを参照してください。
終わりに
ということでGoからPHYのAPIを使う際はsacloud/phy-goを是非ご利用ください。 以上です。