さくらのクラウドに「コア専有プラン」が追加されましたね!!
これまでにすでに提供されていた「専有ホスト」が物理的なホストを専有するのに対し、 こちらはホストは共用ながらコア単位で専有できるとのことです。
コアを占有しつつホストは共有するため専有ホストより手軽な価格になっており手を出しやすいですね。
ということでTerraformとUsacloud(CLI)をこのコア専有プランに対応させてみました。
Terraformでのコア専有プラン対応
さくらのクラウド向けプロバイダー terraform-provider-sakuracloudのv1.12.0で対応しました。
tfファイルでサーバリソースを定義する際、commitment
というパラメータを指定可能になっています。
デフォルトはstandard
(通常のプラン)となっており、コア専有プランを利用する場合はdedicatedcpu
という値を指定します。
resource "sakuracloud_server" "example" { name = "example" #コア数 core = 2 #メモリサイズ(GB) memory = 4 # コアプラン(共用or専有) commitment = "dedicatedcpu" # or standard # ...その他パラメータ }
注意点としては以下のような点があります。
特にcommitmentの変更時は再起動が必要になりますので稼働中のサーバに対する変更は計画的に行なってください。
- 提供ゾーンはis1bとtk1aのみ
- commitmentを変更した際はサーバのIDが変更となる
- commitmentを変更した際、サーバが起動していると再起動が行われる
Usacloudでのコア専有プラン対応
CLIであるUsacloudでもv0.23.0でコア専有プランに対応しました。
いくつかのコマンドでTerraformで追加されたのと同名のパラメータ--commitment
が追加されました。
サーバ作成時にコア専有プランを指定
$ usacloud server build \ --name example \ --cpu 2 \ --memory 4 \ --commitment dedicatedcpu \ ...
プラン変更時にコア専有プランを指定
$ usacloud server plan-change --core 2 --memory 4 --commitment dedicatedcpu <対象サーバのID or 名称>
なおプラン変更コマンドはサーバが停止していないとエラーとなります。 またプラン変更後はサーバのIDが変更になりますのでご注意ください。
ということで
ぜひ使ってみてくださいね! 以上です。