さくらのクラウド対応版Terraformerがv0.8系になりました
先月リリースしたさくらのクラウド対応版Terraformerが本家のバージョンアップに追随してv0.8系になりました。
sacloud/v0.8.1のリリースページ:
以前のsacloud/terraformerについての記事:
sacloud/terraformer v0.8系での主な変更点
- Terraform v0.12系対応
- 不要な依存関係の出力を抑制
Terraform v0.12対応
これまではTerraform v0.11系のみ対応でv0.12系だと色々とエラーが出ていましたが、このバージョンからv0.12系に対応しました。
ただしv0.11系には非対応となりましたので、もしv0.11系を使いたい場合はterraformer v0.7系を利用する必要があります。
不要な依存関係の出力を抑制
v0.7系では依存関係のあるリソースへの参照が不要な場合でも出力されていました。
terraformer import sakuracloud --resource=server
と指定した場合の出力例:
# 不要なdataブロックの出力が行われてしまう data "terraform_remote_state" "cdrom" { backend = "local" config { path = "../../../generated/sakuracloud/cdrom/terraform.tfstate" } } data "terraform_remote_state" "disk" { backend = "local" config { path = "../../../generated/sakuracloud/disk/terraform.tfstate" } } data "terraform_remote_state" "icon" { backend = "local" config { path = "../../../generated/sakuracloud/icon/terraform.tfstate" } } # ...
これがv0.8系ではきちんと出力を抑制してくれます。
(もちろん--resource=server,icon
)などとした場合は出力してくれます。
これでかなり使い勝手がよくなったと思います。
ぜひご利用ください!
以上です。